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<担当副部会長:西尾 啓示(東大阪JC)>

2019年度北海道・東北・信越地区大会では、秋田県秋田市にあります。秋田火力発電所及び秋田精練株式会社を工場訪問いたしました。

○<東北電力 秋田火力発電所>

 秋田火力発電所は、安定的に効率よくエネルギー変換を行う石油火力発電所として東北地方の電力供給を担っている発電所であり、 今回は、秋田火力2号機~4号機までのタービン、ボイラー建屋、制御室等の見学を行いました。
当日は、全国的に快晴であり、太陽光等自然エネルギーによる発電が供給されており、調整電源としての火力発電は停止しているとのことでした。 自然エネルギーである太陽光発電等が増えても、電力安定供給には、調整電源である火力発電が必要であるという重要性を学ぶことができました。
 また、2011年の震災後には東北地方の電力不足を補うために緊急措置電源として、秋田火力5号機が設置されていましたが(2019年3月15日に廃止)、震災後1年余りの短期間で追加配備した際の話などもお聞きすることができました。




○<秋田精練株式会社>

 秋田製錬は、1年間に約20万トンの電気亜鉛を生産いる世界トップクラスの技術力と国内トップシェアの亜鉛製錬所です。世界唯一のヘマタイト法を用い、有価金属を世界一の高効率で回収し、安全性の高い亜鉛製品を製造しています。
 始めに工場について案内いただき、亜鉛精製時の副産物としての硫酸のみならず、カドミウム、金・銀等、有価物を非常な高収率で回収すると共に、廃棄物が出ないことが本工場の特徴であるとの説明を頂きました。また、世界唯一のヘマタイト法を用いての精製についても分かりやすく説明を頂きました。
 工場見学では、電気亜鉛精錬工程を見学。硫酸の臭いがこもる中でしたが、電気析出による亜鉛精製の方法を見学することが出来ました(写真撮影は不可)



○北海道・東北・信越地区大会

地区大会・懇親会は、総勢40名の会員、OB会員に参加いただき、 秋田県秋田市、料亭 濱乃家にて開催いたしました。 地区大会では、8月度家族会についてのご説明、新入会者の紹介、部会長報告を行いました。
懇親会では、OBの方々に近況報告もいただき、現役・OBの交流を深めることが出来ました。