ご 挨 拶
2016年度 第42代部会長 野満 泰介
(所属LOM;一般社団法人 北九州青年会議所)
『温故知新』 ~歴史を学びイノベーションを起こそう~
はじめに 日本は元来、四方を海に囲まれた資源の乏しい極東の小さな島国でした。しかし今や経済大国日本として、先進国の仲間入りをしています。その日本の発展を支えてきた重要な産業は、まさしくものづくりであります。日本のものづくりには、日本人の固有の文化からなる細やかさ繊細さや美意識が大きく影響しています。そして、熟練された技能と技術を基盤として海外の先端技術を柔軟に取り込み、日本独自のオリジナリティーを融合させ、世界を驚かす程のハイテク技術を生み出してきたという歴史があります。この優れた柔軟性・応用性をもったさまざまな智恵こそが日本の強みであり、日本の豊かな資源ではないでしょうか。かつて日本は、二度にわたるオイルショックを契機として、徹底した省エネ・省資源対策に取り組み、ものづくり産業部門において世界トップレベルの効率化を達成しています。現在、今回の危機においても、日本の経済におけるものづくり産業の重要性を再認識するとともに、変革へのチャンスととらえ、人材を始めとする資源の磨き直しや次世代有望分野への投資等を進めていくことが必要であると考えます。さらに21世紀の成長の鍵を握るアジアの国々とともに成長するという発想を持ち、アジア全体で活性化し、それを日本の雇用やイノベーションにつなげ、産業発展につながる好循環を作っていく事ことが重要です。また、日本においては、ものづくりの基盤技術を引き続き維持・発展させて行くためには、ものづくりに携わる人が誇りを持って仕事に取り組むことができ、次代を担う若者や子供たちが将来の仕事として、ものづくりに関心をもてるような社会の実現を目指していくこともが必要です。
歴史を学びイノベーションを起こそう
今、再び過去の歴史に目を向けましょう。日本のものづくりは世界の中でも独特の文化や歴史を持っています。日本にしかできない、日本だからできるオンリーワンの技術を確立している企業は必ずといっていいほど、イノベーション「技術革新」を起こしています。言い換えればイノベーション「技術革新」が起こるときには、起こる為ための歴史的背景があります。これまでの歴史的背景を学び、先人達がどうイノベーションを起こしたのか、なぜイノベーションを起こしたのかを知ることにより、現代を生きる私たちのとって大きな財産となり智恵となります。さらにはこれから私たちが起こすイノベーション「技術革新」にとっても大きな糧となり、行動を起こす原動力となり得るはずです。
部会員と親密な関係を築こう
日本青年会議所鉄鋼機械工業部会(以下、部会)は、本年度で42年目をスタート致となりますします。日本全国から集まった同業種の仲間たちと行動を共にして、視察先の事業や人づくり・地域の歴史や文化・伝統を一緒に学び分かち合うことで、相手を理解でき親密な関係を築くことができます。さらには全国各地の製造業の情報を語らうことにより、他では知り得ない情報も交換でき、とても新鮮で有意義なで実りのある時間となります。まずは、自身の社業や地域の歴史や文化・伝統をきちんと理解し、確固たる自信をもって交流することが大切です。各地会員会議所部会メンバー及びOBと親密になることで、自社の発展そして自己の成長に大きな役割を果たす絶好の機会になると考えます。
魅力あふれる楽しい部会組織をつくろう
私たち部会では、企業視察・地区大会の開催が自己成長や親睦を深める大きな役割を果たす場となっております。会員同士の懇親を深め、ものづくりに対する想いを分かち合い多くの人々へ活動の意図を周知する大切な時間です。その部会活動を真剣に考え、幅広く展開していくためには、広く会員を求めていかなければなりません。会員数の減少は部会運動の縮小に直結し、いずれは消滅の危機に直面してしまいます。現役会員の拡大の意義・目的・必要性を全メンバーが意識し続けることが大切です。OBのメンバーの皆様にも協力して頂き、部会の魅力をおおいに発信して会員拡大を積極的に取り組んでまいります。
OB会との連携を強化しよう
日本青年会議所活動では40歳までという期間が決められており、同世代での交流が主流であります。しかし部会活動では、青年会議所を卒業されたOBの皆様が多く在籍されております。OBのメンバーの皆様との関わりは、現役メンバーにとっては自己の成長に直結しており、社業をはじめあらゆる事に活かせる貴重な意見を頂ける絶好の機会であります。私たち現役メンバーは、青年経済人として地域で活躍しています。しかし経験値は、OBの皆様を超えることはできません。OBの皆様の意見は同業種とあって核心をついており、私たち現役メンバーには貴重であり、とても参考になります。OBの皆様に智恵を頂き、42年目の部会をさらに盛り上げてまいりましょう。
おわりに
私は、北九州青年会議所(以下、北九州JC)に2012年に入会いたしました。その北九州JCのある福岡県北九州市には一昨年度視察していただきました、新日鐵住金株式会社の八幡製鉄所がございます。昨年、「明治日本の産業革命遺産」として世界文化遺産登録がなされております。鉄の街、北九州にて育ちました私が、歴史ある部会の42年目の担いをいただけた事ことに誇りを感じております。部会には2013年により出向いたしましたております。短い期間ではございますが、部会活動は今の私に大きな影響を与えております。多くの活動を通してたくさんの人達と出会い、そして行動を共にすることで、私の価値観は大きく変わり人としての成長と社業の変革にも、とても役立たせていただいております。2016年度は、部会42年目でございます。歴史と文化・伝統のある部会を力強く活気ある組織にすべく、皆様が楽しく有意義な時間となりますように全力で取り組んでまいります。さらには43年目へと飛躍していきますよう繋いでまいります。
■2016年度部会基本方針
1.歴史を学びイノベーション起こそう
2.部会員と親睦を深め親密な関係を築こう
3.魅力あふれる部会組織をつくろう
4.OB会との連携を強めよう
事業紹介
月日 | 事業名称 | 場所 | 事業内容 |
1月22日(金) | 鉄人OB会懇親会 | 大 阪 | OB会主催事業 |
1月23日(土) | 通常総会 | 京 都 | 常任委員会 |
2015年度事業報告 | |||
2015年度決算報告の承認 | |||
2016年度事業方針案・事業計画 | |||
案・収支予算案・役員案の承認 | |||
2月 12日(金) | 常任委員会 | 大 阪 | 常任委員会 |
3月25日(金) | 関東・東海地区大会 | 名古屋 | 視察・研修事業 |
常任委員会 | |||
5月20日(金) | 北陸信越・近畿地区大会 | 新 潟 | 視察・研修事業 |
常任委員会 | |||
6月24日(金) | 常任委員会 | 大 阪 | 常任委員会 |
7月16日(土) ~17日(日) | ブース出展 | 横 浜 | (公社)日本青年会議所 サマーコンファレンス会場 |
8月5日(金) | 家族会 | 未 定 | 家族懇親会 |
9月4日(金) | 北海道・東北地区大会 秋季総会 | 北海道 | 視察・研修事業 |
常任委員会 | |||
11月11日(金) | 中国・四国・九州・沖縄地区大会 卒業式例会 | 未 定 | 視察・研修事業 |
常任委員会 | |||
卒業式 | |||
11月25日(金) | 常任委員会 | 東 京 | 新旧合同常任委員会 |
2016年度役員
部会長 | 野満 泰介 | (一社)北九州青年会議所 |
直前部会長 | 神田 俊介 | (一社)東大阪青年会議所 |
監事 | 田中 君枝 | (一社)ひたちなか青年会議所 |
監事 | 山本 善継 | (一社)大阪青年会議所 |
副部会長 | 石垣 直樹 | (一社)網走青年会議所 |
副部会長 | 木村 健一郎 | (一社)美濃加茂青年会議所 |
副部会長 | 杉山 健 | (一社)浜名湖青年会議所 |
副部会長 | 若松 耕三 | (一社)大阪青年会議所 |
常任委員 | 井上 泰輝 | (一社)鹿沼青年会議所 |
常任委員 | 奥田 雅保 | (一社)東大阪青年会議所 |
常任委員 | 島田 秀樹 | (一社)東大阪青年会議所 |
常任委員 | 高橋 亨 | (公社)周南青年会議所 |
常任委員 | 西川 貴樹 | (一社)堺高石青年会議所 |
運営専務 | 松本 慎悟 | (一社)富岡青年会議所 |
財政委員 | 郷田 和正 | (一社)北九州青年会議所 |
運営幹事 | 森井 鉱文 | (一社)東大阪青年会議所 |
顧問 | 平田 武 | (公社)東京青年会議所OB |
顧問 | 肥田 彰吾 | (一社)美濃加茂青年会議所OB |
顧問 | 能勢 孝一 | (一社)大阪青年会議所OB |
顧問 | 梅山 好政 | (公社)周南青年会議所OB |
顧問 | 原田 英行 | (公社)東京青年会議所OB |
顧問 | 弘中 大久 | (公社)周南青年会議所OB |
顧問 | 大久保 龍司 | (公社)金沢青年会議所 |
2016年度事業アルバム
平成28年1月23日(土) 通常総会&新年懇親会 in 京都- OLYMPUS DIGITAL CAMERA
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